秋田・八郎潟干拓(1957年~)の記録映画(秋田世豪)
秋田・八郎潟のドキュメンタリー映画(2011年)秋田世豪
ドキュメンタリー
秋田・八郎潟(はちろうがた)のドキュメンタリー映画「里湖(さとうみ)八郎潟物語」が2011年、製作されました。
7月12,13日に東京都新宿区牛込で上映会が行われました。
群像舎
記録映画などを製作する東京都新宿区の「群像舎(ぐんぞうしゃ)」が完成させました。
長さは1時間28分。上映会の会場は、新宿の牛込箪笥(うしごめたんす)区民ホールでした。
干拓事業
映画は、1957年から20年かけて行われた国の秋田県八郎潟の干拓事業(埋め立て事業)に焦点をあてました。
生態系の破壊や水質汚染の現状などが紹介されています。
干拓で5分の1の大きさになった現在の八郎潟を舞台に、秋田県立大の研究者や市民団体、地元小学生などが自然再生に取り組む姿を追いました。
岩崎雅典監督
監督を務めたのは、群像舎代表で、秋田県男鹿市(おがし)出身の岩崎雅典さん。知人から八郎潟の現状を聞かされた岩崎さんは2009年11月から取材を始めました。2010年5月から2011年1月にかけて撮影を行いました。ナレーターには秋田県出身の女優、浅利香津代さんを起用し、語りに秋田弁を交えました。
岩崎さんは「人間は自然の中で生かされていることを伝えたかった。八郎潟を元の姿に戻すことは現実的ではないが、この映画が少しでも昔の状態に近づける一助になってくれれば」と話していました。
入場料は、大学生以上の大人1200円(前売りは1000円)、中高生500円で、小学生以下は無料でした。12日の開場は午後2時で、同2時、4時半、7時の3回に分けて上映されました。13日は午前10時半に開場し、同11時と午後2時半に上映しました。